春の香り・・・・・

こんにちは。青木プロパンの平野レミことショールームの松井です。
うちの84歳のばば様が、最近食が細って、少ししか食べられないってよく言うんです。
食事の用意をして、会社に出勤するのですが、帰ったらちゃんと食べてくれたか聞くと、たいてい残してしまって「明日食べるから」って言うんです。
どうしたもんかといろいろ考えていた時、まいぷれで紹介された『おうちごはんママ』さんの定食を食べに行ったら、九つに仕切られたプレートにおかずが出て来ました。これだ!!!って思いました。
その日以降、ばば様の食事は九つに仕切ったプレートに一箸ずつ摘まめるおかずを考えることにしました。
九つを毎日クリアーするのはチョッと大変な気がしますが、小さなカップに入った納豆や、一口サイズの豆腐や、モズクなんかも使って手を抜くところは抜いて、
取りあえず来年の春の退職まで頑張ろうと決めました。
今日は尾道の商店街でつくしと芽キャベツと赤大根を売っていたのを見つけて買い求めました。『つくし』は長女が小さかったころ一緒に取りに行って、よく煮てあげたのですが、30年目ぶりくらいに炊きました。芽キャベツもネット検索でグラッセ風に炊いているのが美味しそうだったので、作ってみました。赤大根はビーツほど綺麗な色がでなかったのですが、ばば様がクリームスープ類が大好物なので赤大根の赤い部分をスライスして柔らかく煮て、ミキサーでガーッとやって、牛乳とバターを加えて塩を足しスープにしてあげました。うっすらとした紫色です。
つくしの袴もネット検索で、継ぎ目当たりをハサミで切る下処理方が出ていたので、時短になりました。3分ほど湯がいて水で洗うと胞子の青いのが結構取れて、あと油炒めしてちりめんと甘辛く煮たら、久しぶりに春の香りがして何か懐かしかったです。
ぐい飲み用の猪口にプリンも4つほど作ってあげました。丁寧にプリン液を濾したりしないし、泡も取らないので見た目は仕上がりがイマイチですが、卵と牛乳と砂糖だけの材料なので、添加物なしという食の安全性は確保できるのが、年寄りには何よりかと思っています。卵に牛乳と砂糖を入れてチャチャっと泡立て器で混ぜて鍋にキッチンペーパーと水を1cm位入れてぐい飲みを並べ、蓋にタオルをして10分前後蒸します。一応カラメルソースも水と砂糖で焦げる寸前まで煮詰めて、ここぞ!っていうところで焦げ防止の水をゆっくりさし、プリンの底に入れてあります。これも、子供が小さかった頃に卵と牛乳と砂糖はいつも揃っていたので、作ってやったのを思いだしながら、今また、子供に返ったばば様に作ってあげることになりました。
懐かしいようなさびしいような気持ちがよぎります。

青木プロパン(株)ショールーム    (0848)44-0010

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